2010年9月19日日曜日

バトルスピリッツDS 感想

 クリアーしたので初心者なりに感想を。

 Battle Spritsとは一見子供をターゲットにしているが、内容はいたって真面目なトレーディングカードゲーム。
 以下、主にMagic the Gathering(以下MtG)との比較で書いているため、MtGを知らない方にはおそらく理解できないことをご承知願いたい。
 ついでにいうと、私自身MtGのルールをだいぶ忘れてしまっているので、間違いがあるかも・・・。

■ルールについて
 ・MtGでいうところの土地カードの概念がなく、マナの代わりのコアというものが毎ターン1こ自動で配給されるというシステムになっている。
  土地カードがないことで初手に何もできなくなることは(よほど馬鹿げたデッキを組まない限りは)ない。
  この理由により、マリガン(初期手札の取り直し)のルールもなくなっているようだ。

 ・MtGの複雑怪奇な効果解決順序(スタック方式)ではなく、より直感的な即時解決方式になっている。
 ・が、そのせいで、スペルをスペルで打ち消しあうなどという熱いスペル合戦があまりできなくなってしまっている。
  言ってしまえば、発動した能力は、相手が事前に予防していない限り、必ず発動するので、その点において心理戦の幅が狭まっている印象がある。
  ちょっと残念な感じだが、複雑さを消したかったのだろう。たしかにMtGのスタックにはかなり混乱させられた。

 ・バトルは(各種能力を無視すれば)基本的には最終的に数対数の物量対戦になる。
  「モンスターの数とライフの数を考慮して相手を上回れば勝てる。」というのが基本。
  いろいろな能力があるので、そんな簡単な話ではないのだが、少なくとも初期のデッキではつまらない対戦になりがちだった。

 ・面白い概念としては「プレイヤーのライフが減らされたとき、その減ったライフがそのまま自分のコアに変化する」というのはとても面白い仕様だと思った。
  すなわち、ダメージを受けることは、決して、マイナス面だけではないということ。
  逆転のチャンスが広がり、カウンターの恐れがあるため攻めている方にも緊張が生まれる。これはいいゲームデザイン。

■カードゲームルール以外の部分の出来
 ・もっさり。超もっさり。ターンが進めば進むほど重くなる謎システム。
  最初の数ターンはそこそこサクサクなんですが、5ターン目ぐらいからもっさりが目についてきて、15ターンもいけばイライラは募り、30ターンとか行くともうやめたくなるレベル。

 ・WiFi対戦ももっさり。オフラインよりさらにもっさり・・・あの挙動はおそらく、相手クライアントと毎フレーム完全同期してるんじゃないかと・・・。おそらく、アドホック対戦と全く同じ感覚でWiFiも実装してしまったのかと・・・。ないわ。

■総評
 ゲームは普通に面白い。とてもよくできている。
 MtGに比べシンプルにまとめすぎたせいか、正直なところ若干物足りなさを感じるところもあるが。

 とりあえず、もっさりは爆発しろ。それさえなければシルバー殿堂でまったく文句なし。